あんぱんの上は何の実?ケシの実がなぜ使われるか、ごまとケシの違いは?

焼きたてパンの写真
パン屋でもコンビニでもどこでも売っている
メジャーなパンのひとつがあんぱんです。

国民的ヒーローのモデルにも使われているあんぱんですが、
あんぱんの上に乗っているものの正体って知っていますか。

なんかいつもよく見るなーと思っても
大して気にせずスルーしているものです。

何か、
白い何かが砕けて乗っているけど味も特にしないし
一体何の意味があるのでしょうか。

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あんぱんに乗っているのは何の実なの?

白いつぶつぶしたものが乗っているあんぱんをよく見かけますが
それ以外にも胡麻が乗ってたり
桜の塩漬けが乗っていたりもしますが、
あの白いつぶつぶって実はヒナゲシの実なんです。

私が知ったときは
え?ケシって大丈夫なのってまず一番最初に思いましたよ。

で、ちょっと調べてみました。

ケシというとパッと思い浮かぶのは麻薬の原料ということです。

法律で原則栽培が禁止されており実際見ることって写真くらいしかないですね。

そんなものを使って大丈夫なのかという問題では、
麻薬の作り方とケシの実のとり方はまったく違っていて
きちんと処理された実だけが食用として使用されます。

麻薬成分が含まれていない種類のケシの種子を乾燥させ、
加熱処理して芽が出ないようにちゃんと処理されているものしか輸入されていません。

実際に料理にでは七味唐辛子に使われたり、
あんぱんに乗せたりといった使われ方をしているそうです。

ケーキなどに入れて香ばしく仕上げるなどいろいろレシピがあります。

あんぱんにケシの実が使われるのはなぜ?

あんぱんにケシの実が使われるようになったのは、
パンで有名な木村屋の前身である文英堂という日本初のパン屋からです。

1874年、このときはじめて販売された酒種あんぱんに使用されていたのが
ケシの実なのです。

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なぜケシの実が使われたのか理由は定かではありませんが、
参考にしたパンにトッピングされていたとか、
香ばしいから使用したとか、
洋風なパンを和風に近づける工夫としてつけた。

などなどいくつか推測があるようです。

ケシの実などは身近の料理で使用されていることが少ないので、
あんまり馴染みがない気するけど
昔から使用されてきた伝統みたいなものなのかなと思います。

今ではあんぱんの上に何も乗っていないものを想像すると
ちょっと違和感ありますね。

手抜きって思ってしまうかも。

何も乗っていないあんぱん・・・

・・・あれでも胡麻が乗っているあんぱんもありますよね。

なんか違うんでしょうか?

あんぱんの上のごまとケシはどう使い分けているの?

あんぱんの上と考えてみるとケシの実以外にも
ごまとか使われています。

これらはなぜかというとあんぱんの中身を見分けるために必要なのです。

パンを焼いてみると分かりますが丸い形のパンを何種類か焼いてしまうと、
店に並べたりしている間にパンの中身が分からなくなります。

もし間違えてお客さんがつぶあんが欲しかったのにこしあんを買ってしまったら、
確実にクレームが来ますよね。

食へのこだわりというものは時として人を修羅に変えます。

食べ物の恨みは怖いのです。

店側でもお客側でも取り違いを起こさないために必要なことなんです。

こしあんはケシの実。
つぶあんは黒ごま。
白あんは白ごま。

店によってもあんぱんの種類によっても多少変わってきますが、
あんぱんの上のトッピングをみんな変えているのは現在では暗黙の了解ですね。

パンの形が違うなら見分けることも出来るので
クリームパンはグローブ型だし、
ジャムパンはなんだか変形してます。

丸いクリームパンがあってもアーモンドの薄切りとか乗っていることあります。

違う形に出来ないときはトッピングで見分けて工夫しているんですね。

まとめ

トッピングは味や香りの問題だけではなく、
実利面でも見分けることに役立っていることが分かりました。

アンパンマンにはぶつぶつ何もついていませんけど、
有名なヒーローですからきっと簡単に見分けることが出来るでしょう(笑)

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