5月に入れば八十八夜ですが、八十八夜って何でしょう?
「夏も近づく八十八夜」と茶摘との関係をまとめました。
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5月の八十八夜って問う言う意味?お茶との関係
誰しもが聴いたことある茶摘歌ですが、八十八夜とは何でしょう。
新茶がいつの時期取れるかも日本茶がよほど好きな人でないと知らない人も多いと思います。
八十八夜とは
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目の日のことです。大体毎年5月1日から5月3日頃のことを言います。
2016年の八十八夜は5月1日になります。
「夏も近づく八十八夜」と歌っているように、暖かくなって霜がなくなり気候的に安定した時期に入ります。
八十八夜という時期は「米」という字につながり、農家の間では縁起のいい日として重要な日とされてきました。
そしてこの時期には茶摘が盛んになり、八十八夜の日に摘んだお茶は縁起物として珍重されます。
知っておきたいお茶の種類と味の変化
八十八夜は新茶が取れる時期ですが、日本には各地にお茶所が存在します。
有名な産地といえば静岡茶や宇治茶が有名ですね。日照時間が短い山中の産地は有数のお茶所です。
お茶を加工する製法によって種類が変わります。
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栽培法・製法による名称
- 「煎茶」:蒸したり揉んだりするお茶の一般的な製法で作られるお茶
- 「玉露」:一定期間日光を遮って栽培するお茶
- 「茎茶」:新芽の茎だけを選別したお茶
- 「ほうじ茶」:煎茶・番茶などを強火で炒って香ばしくしたお茶
時期による名称
早い時期に摘む一番茶は柔らかくて甘いですが、日差しを強く受ける二番茶三番茶はだんだん渋くなります。
- 「一番茶」:新茶の時期に摘んだ茶葉を保管したお茶
- 「新茶」:摘みたてのお茶をすぐに出荷したお茶
- 「番茶」:遅い時期に摘み取るお茶
これだけは押さえて!おいしい新茶の入れ方
おいしい時期にいい一番茶を手に入れたら、入れ方にも気をつけたいところです。
せっかくのいいお茶なのでおいしい飲み方をしたいですよね。
新茶の入れ方
- 茶葉は一人分で大匙1杯を急須に入れる
- 水道水は2~3分沸騰させてカルキ抜きをする
- お湯を湯のみに入れ、少し湯を冷ましてから急須にそのお湯を入れる
- 急須のふたをして大体30秒ほど待つ
- 少し全体を回して、少しずつ均等に注ぎきる
まとめ
日本の水道水はカルキが入っていることを除けば、日本茶を入れるのに最適な水です。
産地・製法・時期など日本茶にはさまざまな種類があり、奥深いものがあります。自分で調べて一番好きなものを探すというのもいいですね。
この機会に日本茶のことをよく知り、日本の文化を楽しみましょう。
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